相撲編集部
相撲編集部
2019-04-23
私の“奇跡の一枚” 連載12 横綱の責任と男の心意気
毎年12月、二所ノ関一門では、親方・関取・関係者が揃って、一門の祖・玉錦の墓参り(墨田区本所吾妻橋・清雄寺)を行うのが恒例となっている。 ※写真上=若き双葉山の属する立浪部屋へ祝福に出かけた玉錦。負...
2019-04-19
【連載 名力士たちの『開眼』】 横綱・旭富士正也編 捨て身になってかかった人間の強さ――[その2]
この母の死から2場所後の昭和58年(1983)春場所、待望の入幕を果たした旭富士は、再び快調に番付を駆け上がり始めた。初めて小結に昇進したのは入幕して5場所目の九州場所。その翌場所、2日目の北天佑戦...
2019-04-16
私の“奇跡の一枚” 連載11 汗と涙の“世界遺産” 元中村部屋の鉄砲柱
幼いころから相撲好きだった私は、平成元年念願かなって、山形県は酒田から憧れの世界に身を置くようになった。それからというもの、呼出し生活を通して勝負の厳しさ、人情の機微、相撲文化の奥深さになど、憧れと...
2019-04-12
【連載 名力士たちの『開眼』】 横綱・旭富士正也編 捨て身になってかかった人間の強さ――[その1]
ゼーゼーと相手の激しい息づかいが耳を打つ。おそらく自分も相手の天剛山(木瀬)に負けないような荒い息をしているに違いない。でも、ここで音を上げると、2日前に亡くなったばかりの母が、あの世から意気地のな...
2019-04-09
私の“奇跡の一枚” 連載10 師弟の絆! 千代の山と北の富士
背の高さと、情熱だけで相撲部屋に押しかけ、入門を希望したものの、あっさり不合格。体つきから素質ゼロを見極められ、新弟子にもなれなかった男、それが若き日の私である。 ※写真上=昭和45年(1970)1...
2019-04-05
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・前の山太郎編 若くして“限界”を知らざるを得なかった悲劇の大関――[その3]
好事魔多し、山の頂上は下りの始まり、というのはこのことを指すのに違いない。 ※写真上=昭和45年名古屋場所後、大関昇進を果たした絶頂期の前の山写真:月刊相撲 果たしてオレは、この大相撲の世界で大成で...
2019-04-02
私の“奇跡の一枚” 連載9 北の富士関渾身の不知火型土俵入り
平成24年(2012)が大横綱双葉山の生誕100年に当たることから、前年12月、その出身地大分県の宇佐神宮で、横綱白鵬関が、双葉山関の型である雲龍型土俵入りを奉納して人々を感激させた。 ※写真上=こ...
2019-04-01
『相撲』4月号発売中!
平成最後の本場所、15回目の全勝でV42を飾った白鵬。貴景勝も10勝を挙げ大関に昇進しました。本誌では、全15日間の熱戦グラフ+支度部屋マイクで熱戦の振り返り、優勝、三賞力士、新昇進力士、各段優勝...
2019-03-29
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・前の山太郎編 若くして“限界”を知らざるを得なかった悲劇の大関――[その2]
力士の心理も、だんだん高い山を征服したくなる登山家のそれによく似ている。 ※写真上=弟弟子の高見山(右)と、激しい稽古を繰り広げた前の山写真:月刊相撲 果たしてオレは、この大相撲の世界で大成できるの...
2019-03-26
私の“奇跡の一枚” 連載8 稀代の名行司 22代木村庄之助
私の父は大変な相撲好きで、誰がひいきかといえば、どこで見初めたか、力士よりも22代木村庄之助(本名泉林八。のちに『泉の親方』と呼ばれ、104歳の長寿を得た)の熱烈なファンだった。大相撲を見るたび、語...
2019-03-24
相撲編集部が選ぶ春場所千秋楽の一番 序二段優勝決定戦 狼雅(下手投げ)照ノ富士
序二段の優勝決定戦は予想どおり7戦全勝で、元大関の照ノ富士と一昨年の高校横綱・狼雅の対戦となった。2人はともにモンゴル出身で鳥取城北高校の卒業生。照ノ富士が7年先輩になる。 ※写真上=鳥取城北高の7...