相撲編集部
相撲編集部
2020-06-19
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・貴ノ花利彰編 カミさんのために、そしてこの子らのためにも――[その5]
そのお腹の子どもが元気な産声を上げたのは、その翌年の1月20日のことだった。男の子で、名前はいかにも力士の子どもらしく「勝」。今の若花田(のち横綱3代若乃花)である。 ※写真上=昭和47年秋場所後、...
2020-06-16
【私の“奇跡の一枚” 連載74】 「天覧相撲」私だけのちょっといい話
初場所は、ほかの場所とどこか違った華やかさや新鮮さにあふれ、大好きな場所だ。それに、ひと味加えるのが天皇、皇后両陛下をお迎えする天覧相撲で、当日のなんとも言えない緊張感がまた、いい。 ※写真上=蔵前...
2020-06-12
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・貴ノ花利彰編 カミさんのために、そしてこの子らのためにも――[その4]
人生の“階段”は、キチンと等間隔に設定されているとは限らない。貴ノ花にとって、この昭和45(1970)年後半から46年にかけてのおおよそ半年間は、それまでも、そのあとも体験したことのないような密度の...
2020-06-10
『相撲』6月号 6月11日(木)発売!
新型コロナ感染防止のため、予定されていた夏場所は戦後3回目の本場所中止となった。本来なら夏場所の熱戦をお届けするはずだった今号では、珍しい企画を満載。大相撲本場所の尊さ、朝乃山を支えるチーム高砂、...
2020-06-09
【私の“奇跡の一枚” 連載73】 老雄名寄岩の、時代を超えた『涙の敢斗賞』
平成29(2017)年九州場所、再入幕を果たしたベテラン安美錦の敢闘賞が大きな感動と反響を呼んだ。後輩日馬富士の暴行問題で、部屋や協会が大きく揺れるなか、リズムを崩すことなく頑張った。場所を通じて...
2020-06-05
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・貴ノ花利彰編 カミさんのために、そしてこの子らのためにも――[その3]
ある寿司屋で知り合った二人が熱い恋に落ちるのに、たいして時間はかからなかった。いつも周囲と戦っている貴ノ花にとっては、この憲子さんと会っているときだけが、ホッとくつろぎ、人間らしい心を取り戻せる時間...
2020-06-02
【私の“奇跡の一枚” 連載72】 双葉山と肝胆相照らした 我が祖父・今池昇松
一年納めの九州場所が終わり、もうすぐ双葉山の命日がやって来る。今年(平成29年)は五十回忌の節目。昭和43(1968)年12月16日、双葉山は劇症肝炎のため56歳の若さで亡くなった。実はそれに先立つ...
2020-05-29
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・貴ノ花利彰編 カミさんのために、そしてこの子らのためにも――[その2]
昭和42(1967)年夏の札幌巡業のとき、当時17歳だった貴ノ花は、おもしろ半分にこっそりタバコを吸っているところを、兄弟子の二子岳に見つかったことがある。 ※写真上=昭和43年春場所新十両、同年九...
2020-05-26
【私の“奇跡の一枚” 連載71】 気分転換で結った三つ折りマゲで 絶不調から奇跡のV字回復!?
我が九重部屋には、かつて床修という名人床山がいた。もともと高砂部屋所属だったが、私の師匠、元横綱千代の山の九重親方が出羽海部屋から独立したのを機に、移籍して来てくれたのだ。 写真上=なにげないスナッ...
2020-05-22
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・貴ノ花利彰編 カミさんのために、そしてこの子らのためにも――[その1]
振り返ってみると、いつでも、誰かと目を剥き、戦ってきたような気がする。 ※写真上=「土俵の鬼」横綱初代若乃花の弟として、入門以来注目され続けた「土俵のプリンス」写真:月刊相撲 果たしてオレは、この大...
2020-05-19
【私の“奇跡の一枚” 連載70】 師匠・柏戸からのご褒美は 生涯最高の『勝利の美酒』
私は平成29(2017)年9月、満65歳の停年という一つの区切りを迎えた。昭和45(1970)年の入門から足掛け47年に及ぶ長い相撲人生である。これまでを振り返って、何が幸せだったかというと、あの柏...